英、香港住民受け入れへ大幅緩和
290万人対象
【ロンドン時事】英国は1日、中国が香港国家安全維持法を施行したのを受け、香港に住むすべての「英海外市民」について、英国への入国管理規則を大幅に緩和すると正式に発表した。英海外市民の旅券保持者は現在、ビザ(査証)なしで英国に6カ月間滞在できるが、その期間を5年間へと延長し、市民権取得につなげる。
香港には推定で約290万人の英海外市民がいる。5年の滞在期間中は就労が可能。その後、永住資格取得を経て、市民権を申請できる。新ルールは数カ月以内に施行される。香港に住む海外市民の扶養家族も対象となる。