トヨタ自動車、4月世界生産半減
コロナで北米など操業全面停止
トヨタ自動車が28日発表した4月の世界生産は、前年同月比50・8%減の37万9093台と半減した。新型コロナウイルス流行の影響で需要が急減し、北米などで操業の全面停止を余儀なくされた。減少率はリーマン・ショックの影響を受けた2009年2月の53・3%減以来の大きさとなった。
外出制限による経済活動の停滞が響き、海外生産はマイナス66・2%の16万1039台に落ち込んだ。減少率は統計がある04年1月以降で最大。北米と中南米で生産台数がゼロとなり、欧州でも99・2%減少した。国内生産は愛知県などの工場を一時停止したため25・9%減の21万8054台だった。