「香港人の移住歓迎」

香港市民の移住を歓迎する台湾の姿勢

香港では24日、中国政府が導入を目指す「国家安全法」に反対する大規模なデモが発生し、少なくとも180人が警察に逮捕された。これを受け、蔡英文総統はSNSを通じて「われわれ民主主義の陣営にいる仲間たちは皆、香港人民の味方だ」と声援を送った。

香港市民を対象とした台湾の移民政策は、その他の国・地域の人々を対象とするものより友好的で合理的だと指摘し、香港市民や高度人材の長期滞在、または永住を歓迎した。その上で、移民を申請したら対応する制度があるとし、法令にのっとり必要な支援を提供すると述べた。

香港市民は▽親族や配偶者が台湾に戸籍を有している▽専門技術を有する▽台湾への投資―など16の条件のいずれかに当てはまる場合、台湾での居留(長期滞在)を認められる。その後1年間の出境日数が30日以内にとどまる、または2年連続で年間270日以上台湾に居住し続ければ台湾の身分証を申請できる。