日産のバルセロナ工場閉鎖に反発しデモ行動

地元の労働者はタイヤに火をつけるなどのデモ行動

日産の内田誠社長兼最高経営責任者(CEO)は工場の閉鎖について、余剰の生産能力を削減し、全社的に競争力を高めるためと説明した。

日産自動車がスペインのバルセロナ工場を閉鎖する意向を明らかにしたことを受け、地元の労働者はタイヤに火をつけるなどのデモ行動を起こし、過去40年間操業を続けてきた同工場の突然の閉鎖に強く反発した。

労働組合によると、工場閉鎖によって少なくとも2万3000人の雇用が失われることになる。スペイン労働者委員会(CCOO)は「大きな過ちだ」と声明で述べた。